初めて打った台
私は初代バニーガールを1回交換で打っていたほどの古い(そして弱い)スロッターだが、打ち始めたのは1989年頃というから、あの初代アラジンが発売された年で、好きだったバニーガールはその前年1988年に発表されたものだという。
その後、2007年あたりの4号機が終焉を迎え5号機の時代となった頃に止めたので、足掛け18年程はスロットに興じていたことになる。その間によく打った台や印象に残った台はたくさんあるが、初めて打ちその後もしばらくメインに打っていたバニーガールは、最も思い出深い台である。
初めての台に選んだ理由は特になく、近所の店に設置されていたというだけの理由だが、今考えるとやはり人気があったようで、他の店にいっても大体は設置してあったよう思う。人気の理由は、今になってネットで検索してみると「モーニングの察知が容易であったこと」からという。
※ モーニングとは、台を朝イチでビッグのフラグが立っている状態にしておくこと。打ち込み専用の機械を使い、フラグが立つまでリールを回していたという。
ただし、私がよく打っていた店にはモーニングは無かったし、その頃は大阪ではモーニングはあまり採用されていなかったように思う。私が覚えているのは、4号機のニューパルが大ヒットしだした頃から、どの店もモーニングを入れだしたように思う。朝から並んでは店の中を覗き、リーチ目を探し、開店と同時にダッシュしていた。
しかし、バニーガールの頃はモーニングもなく、しかも7.6枚の1回交換だったので、今考えればよくもそんな条件で打っていたものだと驚く。もちろん、負けていた。当時はまだレシートが無く、球を流して計数機から出てくるのは20cmくらいのパンチ穴のあいた紙だった。昔のコンピュータからペロペロと出てきそうなやつだ。
パトライトとリーチ目
「モーニングの察知が容易であったこと」がバニーガールの人気の要因だったというが、それこそがバニーガールの真骨頂である「リーチ目」である。それまでのスロットはフラグが立ったことをリーチ目などの出目ではなく、台の上に付けてある「パトライト」で告知することが普通だった。
その頃に発売され大ヒットした「アラジン」においても、このパトライトを使って「アラジンチャンス」に入ったことを告知していた。ただし、「アラジンチャンス」の場合はフラグと連動していなかったようで、アラジンチャンス突入の目安となるチェリーの連発だけでパトライトが光ることもあり、そんなガセアラチャンには私も何度も泣かされた。
流石にモーニングでパトライトを光らせる訳にはいかないから、パトライトは切っているのだろうが、それではどの台が入っているか分からない。それがバニーガールの場合は「リーチ目」で判別できるため、人気が出たという。私もニューパルのモーニングを取りに行っていた時は、開店前に店を覗いてリーチ目を探したり、開店ダッシュしながらリールを見て判別するのは楽しかった。
そんなバニーガールの「リーチ目」であるが、筐体には「リーチ目」なるものが貼ってあり、なかでも私が覚えていて一度も見たことが無かったのが、中段のプラム揃いである。確か左リールの下段(上段?)が7だったような・・・言われてみればそのリーチ目はボーナスフラグ成立後だから、見たことが無かったのだと今なら分かる。
当時は小役揃いのリーチ目はボーナスフラグ成立後にしか出ないという事は知らなかった(4号機までは小役成立と同時にボーナスフラグが立つことは有り得なかった。)し、そもそも、私は当時基本的には毎回7を目押ししていたので、ほぼ飛び込みでビッグが揃っていた。
ズレ目と集中
そんな毎ゲーム7を狙いにいく私なので「リーチ目」を見ることは少なかったのだが、たまに見るズレ目は気持ちよかった。最初は「違和感」だけを感じる。いつもと違う・・・何かあるんかと。それでボーナスを狙うと揃う・・・気持ちいい!まあ、小役の取りこぼし(青りんご?)の場合もあるのだが。
初代バニーガールは2号機のAタイプだが、当時としては珍しいフルーツの集中が登載されていた。ゲーム数は5ゲームと60ゲームで、ボーナス後は60ゲームに入りやすい。設定間格差もあり、設定6の場合はボーナス終了後の高確率状態でなくとも60ゲームに入りやすい。なお、60ゲームの集中で増える枚数は約180枚である。
この集中(フルーツゲーム)の入りやすさや低確率状態でのゲーム数(60ゲームが多い)で設定判別ができ、またフルーツゲーム中にビッグが成立した際には、ビッグを揃えずに引き延ばすことで獲得枚数を増やすことができる(ビッグを揃えると集中は終了し、バーの場合は集中が続く)などの攻略要素も多い。
ただし、当時はネットも情報誌も無いため、私はそれらの事実を知ったのは、もうどこにもバニーガールが無い時代になってからだった。残念。バニーガールはその人気から後継機が作られる。それが1990年に発売された「スーパーバニーガール」である。
フルーツゲームやズレ目などを継承し、また「SUPER」絵柄の採用により「7」絵柄の無い初のパチスロとなった「スーパーバニーガール」(2.2号機)は、3号機への移行がかなり進んだ時代になっても設置され続けたほどのロングセラーとなるヒット機種となった。
バニーガールにハマった私も、当然、スーパーバニーガールにハマった・・・と言いたいところだが、実際は1回打っただけであった。その理由は私が「裏モノ」が嫌いだったから。現実には私が打ったのは正規品だったようだが(ちなみに負けた)、当時、スーパーバニーガールと言えば「裏モノ」だったから避けていたのだ。ということで、次回は「裏モノ」の話をしよう。

