前回までのおさらい
2,000万近い借金を嫁さんが清算してくれた。もちろん以降のギャンブルは禁止。しかし、こっそりスマホで馬券・舟券を買ってしまい、しかもサラ金で借金までしてしまう。
私もかつてはタバコを吸っていたのでよく分かるのだが、俗に「禁煙したいならキッパリやめなくてはいけない。本数を減らす節煙では結局元に戻る。」といい、依存症になってしまっては細々と続けるのは難しく、完全に止めない限りはまた元に戻ってしまうと言われる。
実際、タバコも本数を減らそうとしたことはあるが、やっぱりすぐに元に戻った。ただ、禁煙も何度も挑戦しては失敗していたので、なんとも言えないところではある。しかし、最後に禁煙に成功した時は、徐々に減らしたのではなく、その日から1本も吸わないというところから始めている。
さて、現実はどうだったというと、やっぱり最初は100円、200円だったのが、負けを取り返すために1,000円、2,000円となり、それが負けたら負債が大きくなり、勝って取り返してもちょい浮きではアホらしくなり、また金額を増やして賭ける。こんな賭け方では奇跡的に当たり続けない限りはいつか負ける。
感覚が古く意識が低い
そして、とうとうまた借金をしてギャンブルをしてしまう。借金はやってはいけないことは分かっているし、嫁さんや家族は大事なのだが、つい買ってしまうし借金だってしてしまう。
少し話は違うかもしれないが、私が20代だった90年代頃、喫煙やゴミに関する意識は低く、歩きタバコは当然として、ほとんどの人が道路に吸殻をポイ捨てしていた。もちろん、私もそうしていたし、その頃は罪悪感は全く無かった。周りの人たちもマナーが悪いなとか、軽い嫌悪感はあっても「ああ、ポイ捨てしてるやん。」くらいの感覚だったと思う。
しかし、今(2025年)の時代はかつてそれをやっていた自分でも、歩きたばこは見ていて嫌悪感があるし、ポイ捨てなどしようものなら、最悪・人間のクズやんとまで思ってしまう。もちろん、周りの人たちも「最悪、常識ないなぁ。」と思うだろう。
この頃の借金をしてまでギャンブルをしていた感覚が、まさに前者90年代のポイ捨ての感覚で、悪いのは分かっていても罪悪感が薄く、自然についやってしまうのだ。これがポイ捨ての嫌悪感が強くなった現代のような感覚になれば、その罪悪感から借金をしなくなるのだろうが、ギャンブル依存症の人間の感覚はいつまでも90年代のままなのだと思う。
借金を返すための借金
私は今になってようやく「これまで家族、特に嫁さんには苦労も迷惑も掛けたし、本当ならもう少しいい生活ができたのに。」というはっきりとした罪悪感が生まれてきたので、今はギャンブルにハマることは無くなってきているが、気を許してはいけない。
当時の話に戻ろう。借金を清算後、禁止していたギャンブルが復活し、今度はサラ金から50万借り、またそれをすぐに無くしてしまい、次はお決まりの「借金を返すための借金」が始まった。
いや、本当ならこの頃は小遣いとして月に1万貰っていたから、それで50万の借金をコツコツ返せばいいのだが、もうこの頃はその返す金をギャンブルで増やして作ろうという思考になってしまっていた。だから、その元手を得るためにまた借金をしてしまうのだ。
そして、気づいたらまた総量規制の枠がパンパンになるまで、サラ金をMAXまで借りてしまっていた。確か4社(モ〇ット、アイ〇ル、〇ロミス、アコ〇)で200万近くになっていたと思う。

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