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私の好きな「お笑い」と「お笑いスター誕生!!」のはなし

雑記

「ひょうきん族」派

小さい頃から「お笑い」は大好きで、小学校では結構「優等生」(ほんまか?)であったにもかかわらず、授業中のココというところで笑いを取りにいっていた。覚えている最も古いウケた記憶は、国語の授業で朗読の順番があたり数行読んだところ、先生から「もっとムードを出して読んで」と言われ、加藤茶の「ちょっとだけよ~」で流れる「チャンチャカチャンチャン、チャンチャンチャン」のメロディを口ずさんだやつだ。

その快感が忘れられなかった訳ではないだろうが、笑いというものに取りつかれたのか、テレビ番組もお笑い系をよく見ていた。ただ、カトちゃんの真似をしたくせに私は「ひょうきん族」派で「全員集合」は見ていなかった。「ドリフの大爆笑」は欠かさず見ていたけど。

笑いというのは本当に難しい。お涙頂戴というのは簡単でおおかたの人が「子供」や「動物」の話で涙するし、涙腺はほとんどの人が同じ感覚を持っている。また、ここで泣かないと人として問題ありとみなされるのが怖いのか、涙ほろりのシーンを「全く泣けない」「つまらない」とは言いにくい。

しかし、笑いのツボは人によって全く違い、またそれを広言できる。私がトムブラウンの漫才(?)を見て涙が出るほど笑っていても、横で見ている妻はクスリともしないし、平気で「私はちょっと…だめ」と放言される。

ただ、ここで言っておくが私がトムブラウンが好きだと言っても、ゲテモノ好きという訳ではなく、きっちりした漫才も大好きで、銀シャリも和牛も大好きである。なお、私の漫才好きは「オール阪神・巨人」から始まっている。(やすきよは別格として。)

お笑いスター誕生!!

お笑い番組の中でも私が最も記憶に残っているのが、「お笑いスター誕生!!」である。言うまでもなく同じ日テレ系の「スター誕生!」の兄弟番組である。本家は見たことがないが、「お笑いスター誕生!!」は欠かさず見ていた。

司会は俳優・声優の山田康雄、歌手の中尾ミエが進行を務めていたが、この「お笑いスター誕生!!」が土曜日の12:00から、そして日曜日の12:00から同じよみうりテレビで「ルパン三世(PART2)」の再放送されており、その両方を観ていた私の週末の正午は、山田康雄一色だった。

この山田康雄氏は私が生で見た数少ない芸能人の一人で、たしか難波の高島屋のエレベーターにマネージャーらしき人と並んで入っているところだったのだが、私がまだ小さかったからかスラっとして、そして大きく、そしてカッコよく見えた。(実際は167cmくらいしかない)

山田康雄さんという人は「自由に生きたいため信念を持たないこと」が自身のモットーというように、共感し憧れるところが多く、私が目標とする人のひとりである(ほかには高田純次など)が、62歳という若さで亡くなったのは残念だった。

今の若い人は「お笑いスター誕生!!」と聞いても全く分からないだろうが、ウッチャンナンチャンのテレビデビュー作であるとか、とんねるずやおぼん・こぼん(水曜日のダウンタウンで若い世代にも有名になった)がこの「お笑いスター誕生!!」でグランプリ(10週勝ち抜き)を獲得したと聞けばこの番組の偉大さが伝わるかもしれない。

大阪で知名度100%の芸人

「お笑いスター誕生!!」に出ていたコンビ・芸人は、ほかにもマギー司郎(マギー審司の師匠)B&B(初代チャンピオン)、コロッケ(私は物まねが好きでなかったが、この時のコロッケで大好きになった。)、イッセー尾形、ツーツーレロレロ(そんまんま東と大森クンタ(現大森うたえもん)のコンビ)とか、

ほかにも、タージン(大阪では知名度100%の芸人)、キッチュ(現、松尾貴史)、あとダウンタウンも後期のサバイバルシリーズという勝ち抜き戦で出場しており、その時はなんと準決勝で敗退している。

お笑いというのは、時代によってウケるウケないの移り変わりが激しく、また大きく進化もしている。なので、昔のあれだけ面白かったと思った漫才が、今見るとそうでもないということが多い。

やすきよも、阪神巨人も、ダウンタウンも、当時あれだけ面白かったのに、ぶっちゃけ今見るとそうでもない。第1回のM-1を優勝した中川家も、当時は飛びぬけて面白く、完勝だったという記憶があるが、そのネタを今見たらたいして面白くなかった。

伝説のネタとなっているチュートリアルの「チリンチリン」とか、笑い飯の「奈良県立歴史民俗博物館」、ブラックマヨネーズの優勝時の2本などは、今見ても面白い。アンタッチャブルも今でも笑える。やはり2003年くらいから急激に面白くなっているようだ。

こだま・ひかり

最後に、「お笑いスター誕生!!」でグランプリを取った(?)大木こだま・ひかりの話をしよう。

え?こだま・ひかり?こだま・「ひびき」の間違いやないのと思った人も多いだろう。何せこだま・ひびきでは天下も取ったし、こだま師匠の「チッチキチー」は一応全国区となった一発ギャグだから。

現、大木こだま・ひびきは、当初こだま・ひかりというコンビだった。1978年には第8回NHK上方漫才コンテストにおいて最優秀話術賞(優勝)を受賞した程の腕前で、しかもひかりは男前、こだまも当時は井上順ばりのシュっとした好青年だったというから人気もあった。

そして、この「こだま・ひかり」はこの「お笑いスター誕生!!」において、10週勝ち抜きを果たしグランプリに輝く。しかし、そのグランプリを達成した時の様子はテレビで流されることはなかった。いつもは5組分の放映がなされるところ、10週勝ち抜いた彼らの映像だけは流されず、4組だけの放映となった。

その理由は「ひかり」の薬物使用容疑による逮捕だった。それもグランプリを獲ったホールの楽屋へ、受賞直後に逮捕されたという、衝撃の展開だった。本番直前に福島警察署の刑事から、大木ひかりを覚せい剤取締法違反容疑で逮捕すると連絡が来ていたが、「グランプリが獲れるかどうかは分からないけどやらせて欲しい」と頼んだプロデューサーの意向に対し「そんなこと関係ない」と言いながらも、警察は承諾して待機してくれたとのことだ。

ひかりはこの逮捕をを機に芸能界を引退した。そこから、新たに相方を探し、今の地位に上り詰めた大木こだまは、素晴らしいと思う。私も大好きなコンビである。

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