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てんかん(癲癇)の症状と思しきものを見た時の話

雑記

てんかんとは

てんかんとは、「脳機能障害のために、発作性に行動変化(てんかん発作)を繰り返すもの」で、「脳の神経細胞の興奮の異常とネットワークの異常」により、他の脳炎や電解質異常といった原因を伴わない発作が2回以上繰り返すものとされている。

「口がもごもご動く」 「突然意味をなさない言葉を話す」「目が一方に寄る」「脱力する」など、その症状は様々であるが、一般的に典型的なてんかんと認知されているのは、「意識を失う」「全身がこわばる」というものであろう。

最も多い分かりやすいイメージは、急に意識を失い、白目を向いて泡を吹き、全身がけいれんするというものだと思われる、私が人生でたった一度見たのも、まさにそのような症状のものだった。

それは小学校6年生の時(もう40年ほど前)で、校庭の砂場の横にあったジャングルジムから、急に6年生の生徒が落っこちて、仰向けになって肘から手を曲げて上に伸ばして手の平を天に向け、全身がカグカグとけいれんし、食いしばった歯がガチガチと震えていた。

最初は、落ちて頭でも打ったのかと思っていたら、先生が走ってきて「てんかん」どうのこうの言いながら、ハンカチを口に詰めていた。これは舌を噛み切らないためのようだが、後で聞いた話だと、手を噛まれてけがをしたり、はさんだもので喉を詰まらせたりする可能性があって、今は推奨されていないという。

知識と度胸

私は、ただ驚いて呆然とみているほか無かったが、なんとなく子供心に「死ぬことはないだろう。」と思っていて(実際、その子は翌日にはピンピンして登校していたと聞いた。)見ていて怖いという感覚はなく、そのまま観察をするように見つめていた。

そんな発作を見たのは、50年以上生きてきてその一度きりで、そんなことも忘れかけていたところ、数年前にてんかんである者がそれを隠して運転をし、子供を轢いてしまったような事件が続いたのをテレビで見て、昔、目の前で見たてんかんのことを思い出した。

子供の頃は、呆然とそしてじっと見ていたが、私もそれなりに歳をとり子供もいる今、目の前で同様の症状を見た際に、何もせずにいる訳にはいかないだろうし、だが今だからこそ焦ってしまいそうで怖い。こういう緊急事態に対応できる力を持てるよう、知識と度胸をつけなくてはいけないと思った。

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