前回までのおさらい
博打で作った2,000万近い借金を嫁さんに清算してもらったのに、またギャンブルに手を出し、内緒でサラ金から200万強借りて、それも無くなった。そして今度はクレジットカードで競輪の車券を買いだすことに…
サラ金から借りた200万を弁済するために、手元に残っていたクレジットカードを使い、車券を買って現金にする方法を使いだした。枠は合計で200万程度あり、借金全額を返せるかどうかは別として、毎月の弁済金くらいを作るには十分な数字であった。
ガチガチの車券にドカンとつぎ込んだりして自信の車券が外れたりもしたが、この時期は例えば1.1倍の車券をクレカで10万買い、それが当たって11万になり、付いた3%のポイント3,000円分で好きな車券を買ってまたそれが当たって10,000円くらいになり、結果的に10万突っ込んで12万戻り、2万のプラスとか、そういう理想的な当りが結構あり、実質の回収率は105%程あって、200万のクレカ枠に対し払戻は210万ほどあった。
なのに、結果的には数ヵ月はサラ金もクレカも弁済はできていたのだが、気づけば手元に金は無く、とうとう弁済ができなくなった。それは、10万突っ込んで12万になったところで止めればいいのに、その12万で競馬や競艇を買って負ける。というのが続いたからだ。
これがギャンブル依存症
結局、弁済するためのお金を作るためのギャンブルでは飽き足らず、弁済するためのお金を使って好きなギャンブルを好きなように買ってしまうからだ。やっぱり、10万賭けて11万戻ってくるような博奕では満足できないのだ。そりゃギャンブル依存症ですから。
ただ、このクレカで車券を買って10万が12万になり、それを好きな競馬や競艇に突っ込んで20万、30万になったこともあったのだが、結局その20万、30万でまた勝負するから、勝ち続けない限りは結局無くなるのだ。こうなると、負けるためにやっているのと変わりない。
これがギャンブル依存症の典型例で、もう勝ち負けは関係なくとにかくギャンブルがしたい。そういう状態なのだ。そうなると勝ち続ける以外に破産を逃れる手は無いが、そんな人間は万に一人くらいしかいない。そして、その一人が自分ではないこは客観的に見れば分かるのに。
意味のない肯定感
というよりも、ギャンブルをしたいこと自体があまりに先行し、勝とうという意識は低くなるから、負けて当然である。こんな日もあった。クレカと車券で作った10万、これを競艇の自信ある(といっても根拠の薄い)レースの3連単1点、4倍くらいのやつに全額ぶっこんだ。
これが珍しくきっちり当たり、40万位になった。これで30万浮き。この浮いた30万を置いておく、いや半分でもいいから置いておけばいいのに、どうせ勝った金やし無くなっても10万残ってまだ元やん。と軽い気持ちになってなんだか適当に馬券や舟券を買ってしまう。それで気づいたらその日に全部無くなっていた。
それも浮いた30万だけでなく、元の10万も。この頃は江戸っ子じゃないが、ほんとに宵越しの金は持たないを地でやっていた。ただ、金は無かったが、10万が40万になったその一瞬の「それ見たか。俺にはこんなことができるんやぞ。」というくだらない自分への肯定感、これだけは残っていた。
そして、またバレた。

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